Saitama foodpantry network
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Mission Statement
設立趣旨書 日本の子どもの7人に1人が貧困状態であるといわれている。中でも、ひとり親家庭は、その平均所得が夫婦で子どもを育てる家庭の半分以下、相対的貧困率も50%を越え、厳しい状況に置かれている。さらに、子どもの貧困は外見からはわかりにくく、子ども自身が「助けて」と声を上げられず、苦しい生活の中で未来への希望や夢、自己肯定感などを失っていくことが心配される。 そんな状況の子どもを支援しようと始まったのが、子ども支援を主としたフードパントリーだ。子ども支援を主としたフードパントリーとは、主にひとり親家庭など子育て中で食の支援が必要な家庭を対象にしたフードパントリー(食料の無料配付)活動をいう。支援が必要な家庭とはつながりにくいという課題がある中、ひとり親家庭の食品支援に対するニーズは高く、支援が必要な家庭にアプローチし、顔の見える関係で地域とつながるきっかけとなる。 また、日本では食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が年間600万トンを超え深刻な社会問題となっているが、フードパントリー活動は、「食品ロス」を減らし、廃棄されるかもしれない食品を必要な家庭に届けられるSDGsのモデルとなる有効な活動である。 当法人は、子ども支援を主としたフードパントリーを運営する団体のネットワークである。その目的は、団体相互の情報交換や交流を促し、個別の団体では受けられない大口の寄付食品をネットワークで一括して受領し各団体に分配し、食品を保管できる倉庫(中間拠点)の整備や食品の配送支援のしくみを作るなど個別の団体だけでは取り組みにくい活動を展開することによって県内のフードパントリー活動をサポートすることである。また、責任をもって安全に食品を配付するための理念や方策を共有し、フードパントリーの輪を広げる活動を展開していきたい。 (令和2年11月1日 設立総会にて確認)
About This Cause
NPO法人埼玉フードパントリーネットワーク(略称「埼玉FPN」)は、埼玉県内で、ひとり親世帯など子育て中で食品支援が必要な家庭を対象に食品を無料で配付するフードパントリー活動を行っている団体のネットワークです。対象世帯と顔の見える関係でつながることを目的としています。 《寄贈された食品をネットワーク加盟団体でシェア》 NPO法人埼玉フードパントリーネットワークでは、ご寄贈いただいた食品をネットワーク内で分け合う仕組みを作っています。 《中間拠点(倉庫)等の設置と整備》 ・NPO法人埼玉フードパントリーネットワークに寄贈された食品を県内全域の加盟団体(各パントリー)で利用するために、県内10ヶ所に中間拠点(倉庫)等を設置しています。 【中間拠点】川口市・越谷市・さいたま市(中央区・北区)・加須市・三芳町・羽生市・久喜市・鶴ヶ島市 【倉庫】深谷市 (※2022年11月現在) ・加盟団体のフードパントリーが、自分たちの活動エリアの近くの中間拠点で受け取れるよう仕組みを整備しています。 ※加盟団体は「中間拠点利用に関する合意書」を結び、ルールに従って運用しています。 《アドバイザーによる立ち上げ支援》 フードパントリーの開設/運営を希望されている方のサポートを行っています。 ・埼玉県では子供の居場所づくりを推進するため、実践者や専門家をアドバイザーとして派遣し、立ち上げ期の支援をする「こどもの居場所づくりアドバイザー」事業を行っています。 NPO法人埼玉フードパントリーネットワークは本制度の団体アドバイザーに任命されており、フードパントリーを始めたい方の「実地研修」の受け入れ、「アドバイザー派遣(訪問アドバイス)」に対応しています。 《埼玉県との連携》 ・埼玉県福祉部少子政策課のすすめる「こども応援ネットワーク埼玉」と連携し、活動しています。 (Benevity経由のご寄付は、埼玉フードパントリーネットワークの活動資金として受領させていただきます)